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自意識朦朧

Simple Lifeを妄想するライフログ

【書評】アウトロー

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あらすじ

ペンシルベニア州ピッツバーグ、男が運転する白いバンがアレゲニー川沿いにあるPNCパークの対岸の立体駐車場に入り、駐車料金を払った後スナイパーライフルで無差別に人々を狙撃していく。

すぐに警察が到着し、エマーソン刑事たちは薬莢と支払いに使われた硬貨を発見する。硬貨の指紋から元アメリカ陸軍のスナイパー、ジェームズ・バーが容疑者として浮上する。彼の家に突入するとバンと犯行に使われたライフルが見つかり、バーは逮捕された。

エマーソン刑事と地方検事のアレックス・ロディンによる取り調べの中で、バーはメモ帳に「ジャック・リーチャーを呼べ」と書く。ジャック・リーチャーは元米軍憲兵隊捜査官で、現在は流れ者となっていた。リーチャーはバーや狙撃事件のニュースを見た後、ピッツバーグに着く。リーチャーは、証拠の提示は拒否されたが、バーに会うことは許された。バーは、護送中に他の受刑者から暴力を受け昏睡状態に陥っていた。そこでリーチャーは、バーの弁護士で地方検事の娘であるヘレン・ロディンと会う。

原作

リー・チャイルド (原題: Jack Reacher

 

2012年にトム・クルーズ主演で映画化されており、そちらを先に鑑賞。映画自体の評価はそれほどではないようですが、主人公が魅力的で、返す刀で原作を読破しました。

映画版は尺の関係上、人物やシーンが省略され、アクションが誇張されています。
チート気味の主人公、陰謀と謎解きミステリー、カーチェイスと昨今の流行りのリアル格闘術と、なかなか僕の好物が詰まった作品です。

原作は、アクションは控えめで、謎解きに比重を置いており、これも一味ちがった味わいで良です。

ただ原作のジャック・リーチャーは、トム・クルーズのような中肉中背でなく、2m近い身長と140kgの巨漢というチート感がさらに増量された人物像です。
大柄な人が多いアメリカでも、これは目立つよね。
隠密行動とかできないよね。
っていうかこれに喧嘩ふっかける方が不自然だよね。

まあ、そんなツッコミもありますが、このリーチャーのライフスタイルがカッコイイのです。

家なし、電話なし、社会保障番号なし、一度姿をくらませば自分から出て行かないかぎり絶対に見つけられないという世捨て人のような生活をしています。
もうミニマリストも裸足で逃げ出すようなライフスタイルで、執着がほとんどなくカバンすら持ってません。衣服もディスカウントストアで着る分のみ購入し、ずっと着っぱなし。物語が進行するにつれて増えるアイテムも全てポケットにしまい込みます。
警察に追われようが、悪党に追われようが、あっという間に何も残さず振り切り、そのチート性で逆に追い詰めていきます。

ほぼピンチとは皆無な人物像なので、火サスを見るくらいの安心感で読めますよ。

原作はなんと現在までで14作品もあり、今回のアウトローは9作品目。
全てではないのですが、別の作品の翻訳本もあるので、次回試してみようと思います。

 

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