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自意識朦朧

Simple Lifeを妄想するライフログ

【こんなん観ました】ローン・サバイバー

ローン・サバイバー DVD

アメリカ軍最強部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事

ストーリー:★
アクション:★★★★★
絶望感:★★★★★
村人の信念:★

2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。

シネマトゥディ

実際にあった軍事作戦、その唯一の生き残りの隊員の証言を元に生み出された作品だけに、リアル感にこだわった内容です。
隊員一人ひとりの生きざまに胸がえぐられます。

とにかく痛い

200人からの敵兵に囲まれた壮絶な撤退戦。じわり…じわり…と追い詰められます。
観ている側の精神も極限状態に追い込まれます。

崖から転落し、岩にしたたかに打ち付けられる肉体。

一発、また一発と被弾し、徐々に動かなくなる体。(急所に当たらなければ死なないし、打たれた直後はけっこう動ける)

折れて皮膚から飛び出す骨。

とにかくリアルな痛みが伝わってきます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

 

米軍最強の兵士でもサポートがなければあっけなく死ぬ

冒頭、実際のシールズの入隊訓練シーンが続きます。

通常訓練とは比べものにならない地獄の訓練、脱落者も続出。わずかな生き残りがアメリカ最強の軍団、軍人として誕生します。
まさに精鋭中の精鋭、希少な人材ということがよくわかります。

それでも僕らと同じ人間であることに変わりはなく、後方支援もなく数十倍の兵力に囲まれれば、それに抗うことはできません。

最強の部隊を内包したヘリもサポートなく進軍すればロケット弾1発で全滅します。

決して無敵でない生身の人間のストーリーは、今までの無敵の特殊部隊という漠然としたイメージを塗り替えてしまいました。

 

戦うための軍人でも人間性は失っていなかった

200人もの軍勢に追い込まれる原因となったのは、偵察任務中に鉢合わせた羊飼いの村人。

ネイビーシールズの手にかかればあっという間に捕縛です。問題はその後、この羊飼いをどうするかということ。
選択肢は3つ。

  1. 殺す(村人には何の罪もない)
  2. 縛って放置する(夜になれば寒さで凍死。または狼に食われる可能性がある)
  3. 開放する(敵に存在が知られる)

隊員同士で意見が別れましたが、最終的な決断は3でした。
戦争中であっても軍人は殺戮者ではないということが表れているシーンだと思います。
例え窮地に陥っても人として正しいことを決断したいということが伝わってきます。

その後の顛末を考えると非常に苦しいですが…

 

生き残ったのは本当に奇跡しかなかった

最期に生き残った隊員を助けたのはタリバンに同調していない現地の一部族。

その部族には、『負けて逃げている人間はどのような人間でも助ける』 という伝統があり、それは他所の国からやってきて戦争を仕掛けているアメリカ人にも適用されました。タリバンと戦闘になっても。

これは本当に奇跡的な出会い。

米軍はこの時、生き残りの隊員の所在を把握できておらず救出部隊を準備できていませんでした。

この出会いがなければ確実にこの隊員は死んでおり、この事実もあやふやなまま報告書としてのみ存在するだけでした。

この物語は、生き残った米兵を称えるだけでなく、行き違いがあれば敵になったかもしれない人間でも、村の教示に従い、決死で守った村人を称えるべきではないか思います。

 

『特殊部隊が大活躍して悪を倒す』なんてヒーロー活劇とは真逆のベクトルのミリタリー作品。

 


『ローン・サバイバー』予告編

ローン・サバイバー DVD

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