【ミニマムアイテム】温泉地で買った下駄
温泉地で買った下駄
夏場のサンダルはチャコ一択なんですが、ご近所への散歩にはこの下駄を愛用しています。
結婚前に行った城崎温泉のお土産物屋さんで買った下駄で、決して高いものではなく土産物レベルなんですが、なんとも趣のある造形で、不思議とどんな服にも合うという稀有な存在です。
使いやすさよりも情緒が優先
使い勝手で考えると、長距離の歩きにはまったく不向きで、近所の散歩でも帰りには親指と人差し指の間が痛くなることがあります。
それでも使っているのは、カランコロンと鳴る音が妙に情緒を誘うからです。
リモートワークになり、夕方に少し時間が持てるようになったので、最近は家族みんなで散歩に出かけます。
少し涼しくなった夕方時に片手は子どもの手をつないで、もう片手にはアイスを持って、カランコロンと下駄を鳴らしながら、まったりゆっくりと近所を闊歩する。なんとも贅沢な時間だなと思います。
下駄・雪駄・草履の違い
ちなみに違いわかります?
下駄(げた)…木製で台部に3つの穴を開け鼻緒をすげた履物。歯がなくても木製であれば下駄の分類です。
草履(ぞうり)…底が平らで鼻緒をすげてある履物。わら、い草、竹皮で編んだもので近年ではゴム、ビニール、コルクも一般的。
雪駄(せった)…草履との区別が難しいが草履の一種。千利休が工夫したらしい。草履の底に皮が張ってあり、耐久性・耐水性に優れている。かかとに尻金を打ってカチカチ鳴らしながら歩くのが当時の流行だった。
便利だから、機能的だからという理由だけでアイテムを選択しがちになりますが、好きだからを一番に考えて選択するのが正解だと思います。