【断捨離】ヒトの断捨離はちょっと待て!
人生に断捨離は必要…でもでもでも…
巷で人気の断捨離本。
断捨離は「モノ」だけを指す言葉ではありません。最近の断捨離本には「コト」と「ヒト」も含まれて紹介されてますね。
「モノ」の断捨離
断捨離と聞いてイメージするのは「モノを捨てる」。
もちろん最初の一歩はこれですね。
自分の周りにある不要なモノ、行動を妨げるモノ、目に入ることでストレスを蓄積させるモノ、こういったモノを遠ざけて心を落ち着けましょう。ってのが「モノ」の断捨離です。
部屋はきれいになるし、節約にもなって、メリットいっぱい。
誰でもやったことありますよね。
「コト」の断捨離
コトとは行動のこと。
ついついやってしまう夜更かし。暴飲暴食。ネットゲーム。
だめだとわかっていても身にしみこんだ悪習慣を断捨離しましょう。
もう結果は誰の目にも明らか。生活が健全になります。
実行までのハードルがちょい高めですが、満足感は一番高いです。
「ヒト」の断捨離
交友関係、人のつながりの断捨離。
毎日飲みに誘われる会社の同僚、会えば愚痴ばかりの友人、たいして親しくもないママ友。
人の悩みの全ては元をたどれば人間関係。
自分にとって負荷の掛かる人付き合いは、なるべく遠ざけましょう。
ストレスを抱えているなら「ヒト」の断捨離が効果あり
経験上、3つの断捨離の内、即効性と効果が高いのは「ヒト」の断捨離です。
アドラー心理学で有名な心理学者アルフレッド・アドラーも「すべての悩みの根源は人間関係によるものである」といっています。
「ヒト」を断捨離すれば、ストレスが減り様々な問題が解決しそうですね。
ボクは断捨離という言葉を知り実践し始めて数年ですが、実はヒトの断捨離は昔からできてました。
というより完全に無意識ですが、ボクは知り合ってある程度の月日が経つとその関係を全てリセットしたくなるようで、中学時代の友人が高校まで続く、高校の友人が社会人まで続くということがありません。
無意識に自分のストレスのキャパシティをわかっていて防衛本能が働いているのかもしれませんね。
唯一の例外が専門学校時代のごく少数の友人たち。
彼らだけが20年近く友人として存在しています。
ただし会うのは年に1回程度…
どうです?必要以上の人間関係がないでしょう?
ストレスも少なそうでしょう?
実はその割には「世の中の人はだいたい友達ウェ~イッ!!」って社交的な人にはちょっと嫉妬したりします。
情緒不安定でしょうか?
人の縁は簡単に切らないほうがよいかも…
どんな人間もそうですがまったくの一人では生きていけないので、誰かしらの繋がりが無数に存在します。
その繋がりの中に自分にとって煩わしいものがあるので切っちゃえばいいという考えが、ヒトの断捨離なんですが、人の縁はモノやコトと違って切ると元に戻せないことが多いんですよね。
たとえ今、ムカつく人だとしても見方を変えれば、自分には見えていない自分を指摘していてくれてたり、自分とはまったく違う人と接することで見聞が広がったりってことがあるかもしれません。
問題なのは過剰に接していること。
嫌なヒトとの関係は「断つ」のではなく「細らせる」
人間関係を断つのは思っているより簡単です。
自分がその場を去るか、相手に去ってもらうか。どちらも傷つきますね(汗)
上手な方法は、関係を細らせる。
毎日毎日顔を合わせる人とのロープのような太さの関係を糸程度まで細らせるんです。
例えば、付き合いの飲みの誘いをボクはこんな方法を使って断っています。
家族イベントの大量発生
子どもが小さいととても効果的。
親・兄弟・親戚にいたるまで、誕生日と法事と学校・習い事の都合を全て動員し、誘いを断ります。
「付き合い悪いな」と思われても、「家族想いなんだな」という印象の方が強く残ります。
架空の勉強会に参加する
自己啓発セミナー、趣味の習い事、勤務後には予定を入れてしまいましょう。
「付き合い悪いな」よりも「勉強熱心だな」という印象が強く…(以下同文)
SNSで自己を発信しない
SNSでは、あまりプライベートなことを発信しないようにしましょう。
不用意に自分をさらけ出しすぎると、色んな角度からつけこまれます。
承認欲求を満たしたい方は…まあ好きにやってください。
以上、程よい人間関係のもと健全な社会生活をおくりましょう。