【書評】ヨチヨチ父-とまどう日々-:ヨシタケシンスケ
- 新米パパという認識すら薄いパパ
- そんなパパに冷めた目線を送るママ
- なにはともあれヨシタケシンスケが好き
ママっていつもイライラしてるよね?パパって何か蚊帳の外だよね・・・?話題の絵本作家・ヨシタケシンスケが父になってわかった“トホホな真実"を描く初の育児イラストエッセイ!
新米パパ必読&ママにも是非読んでもらいたい
幼い子どものいるご家庭なら知らない人はいないはず。
絵本作家として『りんごかもしれない』『ふまんがあります』など近年の絵本業界に革命を起こしたヨシタケシンスケ氏。
そう!コレコレ!という日常で何気なしに思っていた疑問や想像をドンピシャでついてくる着眼点にメロメロなのよ。
あのシンプルだけど表現豊かなタッチのイラストにもニヤニヤしちゃう。
ご本人も2児の父だそうで、この本は新米パパの苦悩を描いたイラストエッセイ集です。
父性って急には目覚めない
ボクの感覚だと父親って自分の身を傷めないから、子どもができた瞬間に父性が目覚めるなんてことはないと思うのね。
最初は母親以上にメンタルの用意ができてない。
仕事とか今までやってきたことと同時進行だからなおさらね。
抱っこして、おむつ替えて、お風呂入れて、ただじっと眺めて。
少しずつ父親っぽいことをしながら父性が育っていくんだと思う。
ちなみにボクは『はじめてのおつかい』を観て泣いた時に父性の目覚めを実感した。
はじめてのおつかいを観て泣いた時、自分が親になったと実感する
— baku23@ええ塩梅にモノ持つ人 (@0_takabow_0) 2019年1月8日
だれでもみんな初心者
はじめから父親のベテランなんていない。当たり前だけど。
この本は、そんなペーペーパパ(バーバパパみたい)にグッサリと刺さる珠玉の名言の数々がいっぱい。
実に9割は「そうそうそう!!」ってなったよ。
ある程度子育てが落ち着いたパパが「ああ~そうなのよ~」なんてニヤニヤ読んでもよし。
これからパパになる人が「なるほど、こうなるのか」と予習してもよし。
ペーペーパパはこうなるのだとママに事前に読んでもらうもよし。
子を持つ人には共感しまくりの名著なのです。