新習慣『チートデイ』
なにしてもよいチートデイ
コロナ自粛からお仕事は完全リモート。
平日は子どもの送り迎えで朝と夕方の時間が固定される。
土日は同じく子どもの教室の送り迎えと家族サービスでルーティン化。
ほぼイレギュラーな予定は入る余地がない毎日。
平日に外出する時間は一時間もない。
毎日が安定したルーティンでこれはこれで気持ち的にはフラットなんだが、あまりの変化のなさに長く続けていると気持ちが落ちることがままある。
毎日に変化がないってことは停滞してるってこと。
これは全体でみると徐々に落ちてるんよね。
そこで月に一度は有休をとってなんでも好きなことをしてよいという日を作った。
ダイエットでいう『チートデイ』である。
この日に限っては、なんでも好きなことをしてOK。買い物も制限なし。欲望卍解状態。
参考:TiPS
先日早速有休をとって実践してみた。
以下は、平日暇を持て余した在宅勤務者の一日である。
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朝
あれしようこれしようと膨らむ妄想。イキってカフェでブログ書こうとノートPCもかばんに突っ込んで準備万端。
そこで入ってくる東京のコロナ感染者100人超え。
目一杯足元をすくわれる。渾身のローキック。じわじわダメージがたまるやつ。
みるみる弱る外出欲。
けっきょく最寄りの繁華街へ繰り出した。
外に出てから気がつくが、特別やりたいコトが思いつかない。
ながらく引きこもった影響か。
普段なら映画でもと考えるが脳内に響き渡る小池知事の「密ですですですですぅすぅ…」(エコー)
まずは献血に行くとする。
ステイホームで随分ご無沙汰。
血液というのは長く保存できない。しかし常に安定した供給が必要。
コロナ渦で人の出足が鈍り、ずいぶん不足しているかと気になっていた。
いきつけの献血センターにいくと平日の午前中にもかかわらず結構な人出。
疲弊している医療機関の一助になれればという思いはみな一緒なんだね。
日本人って素晴らしい。
…
…
…
3時間かかった…
まさかの献血で午前中をつぶす。まあいいチートデイは今日だけではない。
待ち時間中どっぷり本(天才はあきらめた:山里亮太)を読めたのでよしとする。
お昼
せっかく外に出たので疲弊した飲食店の救済をとお店を物色する。
…選択肢が多すぎる。
普段嫁の作ったご飯一択なので食べたいものを選ぶという行為が久しぶりすぎ。
あまりの選択肢の多さと献血によって血が減っていたため軽くめまいがする。
まさに血の気が引く。
たっぷり一時間は街をさまよった挙げ句、餃子の王将でチャーハン単品を食す。
小栗旬の冷凍チャーハンのCM見てから中華屋では単品注文が至高と思っている。
コッテコテの油が受け付けなくなりつつある四十路。
もたれる胃を引きずって本屋巡り。
時間制限のない本屋巡りってなんて最高なんだろう。
なにか身体のストレス的なものがサァーっと抜けていくのを実感する。
惜しむらくはブックカフェが衛生の観点から本を持ち込んでの飲食が禁止になっていたこと。ミリョクガ0ニナリマシタ。
敬愛するヨシタケシンスケ氏の本を物色して心をチャージする。
19時には家に到着。家族と一緒にご飯を食べる。
全行程ウォーキングも兼ねて歩いてみた。
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とまぁ、なんのことのない一日だったけど、普段質素な生活をおくっていたので、わずかな刺激でも満足感が高い。
これでまた頑張れると思える十分な密度なのよ。
気がつけば随分コスパのより体質になったもんです。