【書評】古書カフェすみれ屋と本のソムリエ:里見 蘭
- カフェが好き
- 日曜の昼間、コーヒー片手に暇つぶししたい
- ちょっと強引な草食系男子好きの三十路独女
すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本をきっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは忘れていた想いに気付くー。オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上のワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。きっと読み返したくなる名著と美味しい料理を愉しめる古書カフェすみれ屋へようこそ!
カフェ飯と本とミステリーがほどよくブレンドした深夜ドラマ的ショートストーリー
念願のカフェすみれ屋をオープンしたオーナーすみれと店内の古書スペースを担当する元書店員、紙野君。
来店するお客さんたちの悩みを一発解決する古書をほぼ強引に売りつけるというリスキーな手段でことを解決に導く豪腕草食系男子紙野君はさておき、カフェすみれ屋のごはんの描写がほんとに美味しそう。
本を片手にカフェで一服なんていう誰もが好きそうなシチュエーションをイメージしてのほほんと読むべし。
ミステリーは本格的なものじゃなく、お悩み相談レベルなんで謎解きにうんうん唸る必要もなし。ライトに読める本です。
この本を読んだ人にオススメの3冊
未読だけど続編
料理の美味しさを堪能できる絵力
ごめんね(汗)ほぼ嫌がらせのようなチョイスだが、料理描写はマジ美味しそうなんよ。
コンビニの100円コーヒーをイートインで済ませてしまうボクはもうダメなんだろうか?