100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート:松浦弥太郎
- 自分の指標を作りたい
- 丁寧な生活をおくりたい
- 読みやすい本がいい
松浦弥太郎が自分の基本として書き出し普段から意識している100の項目。
『100の基本』は、自分を知るために、自分について考えるために、自分を整理するために、自分の成長のために、自分の学びのために、そして自分らしくいるために、しっかりと身につけておきたい基本の心がけです。
後半は、経営する書店『COW BOOKS』のスタッフと共有している100のルール。あなたの『100の基本』を書き込むノートも付いています。ややもすると自分が揺らぎ、不安になる現代こそ、あなた自身の、そして家族や会社で共有する『100の基本』を作って、人生の地図にしましょう!
自分の基準をもつ大切さ
『100の基本』は人生という旅の地図、常に身につけて変化させていくものです。
著者の松浦弥太郎氏は雑誌「暮らしの手帳」元編集長。現在は文筆家で書店「COW BOOKS」を運営するなど多岐にわたる活躍をしておられる方。
他の著書を何冊か読んだが、どれも自分に厳しくも丁寧な暮らしを目指しているのだなと感じた。
この本は、そんな松浦氏が旅のお守りと称するように、人生においての旅で自分を見失わないようにするための100の指標をまとめたもの。
見開きで1つの基本と説明文となるので、読みやすく、サクサクと1時間くらいで読み終わる。
100の基本の割にやけに本が分厚いなと思っていたら、松浦氏の100の基本+松浦氏が運営する書店「COW BOOKS」の100の基本がセットになっていた。
こっちはCOW BOOKSで働くスタッフが心がけている100の基本で、接客業の人は必読よ。
心に刺さった言葉
003 シンプルに生きる。すべきことは少しでいい。
すべての行動の基本である。
目的を絞って、複雑なことを単純に。
007 どんなことにもその先に人がいることを忘れない。
ゴミを捨てたらそのゴミを収集してくれる人がいる。
トイレに入ったら次に使う人がいる。
自分の行動の先には必ずそれを受け止める人がいることを考えれば、自ずと普段の行いが丁寧になってくる。
033 指先と手を常に清潔に。
これは怠ってたなぁ。デスクワークなので、手は商売道具。商売道具を常に磨いておくことは当たり前で、メンテナンスしておくべき。
仕事の合間に手をキレイ洗うのもすっきりして気持ちがよい。
038 100冊の本を読むよりも、よい本を100回読む。
かのブルース・リーもいっていた。
「1万種の蹴りを覚えた者は怖くない。1種の蹴りを1万回練習した者を恐れる」
積み重ねのチカラは最強である。
050 年齢を問わず出会う人はみな教師。
四十路にもなると、出会う人に年下が多くなってくる。その時に人生の先輩風を吹かせて上から目線で話すことは絶対にしないと決めている。
高田純次もいってる。
「自慢、説教、思い出話は控えていかないと自分が伸びない」
まさにその通り、人生の教師に生きてきた長さは関係ない。
063 ただのものには近寄らない
ミニマリストあるある。お金は使わなくても心のキャパは使ってるよ。
080 歴史を学ぶ。歴史から学ぶ。
流行が一定の周期でめぐってくるように、過去の出来事も現在によく当てはまる。
人ってそこまで学習しないものよね…
だからこそ歴史を知りましょう。
085 アクセルよりもハンドリングよりもブレーキ上手になる。
これはほんとそう。いくら器用に動き回っても暴走してたら意味がない。
周りも自分も事故に合わないように適度なブレーキングが重要。
091 仕事人間にならない。生活人間になる。
これを考えたら気持ちが楽になった。ついつい仕事が人生の軸になりがちなのでこうやって自分を戒める必要がある。
まとめ
100の中で自分に当てはまったのは10にも満たなかったが、何度も読み返すことでその時その時の自分の気持ちの最適解が見つかる気がする。
本棚の隅っこにチョンと置いていて、ちょっと気持ちがモヤモヤするときに開くと、スッと気持ちが楽になるよ。