【絵を描こう】30秒ドローイングで人物画を練習【描き方のコツ】
絵がうまくなりたい…
一応本職がデザイナーなので、美術系のスクールに通っていました。なので絵は好き♪
デッサンのクラスもあり、現役の頃はそれなりに打ち込んでいましたが、こういうのは習慣的にやらないとすぐに描けなくなります… もうあっという間に…
現役当時から人物画がほんと苦手で描けばワンピースの登場キャラみたいに足が妙に小さかったり、顔が大きかったり… まあバランスをとるのがヘタだったんですね。
卒業から十数年経った今も「うまくなりたいなぁ」とは思いつつも、描くことを習慣化できてないので中途半端な状態…
そこで手軽に始められそうな30秒ドローイングをやってみました。
30秒ドローイングってなに?
絵の上達方法の一つで、30秒という限られた時間内に絵を描く訓練法です。
元はPose Maniacsというイラスト練習支援サイトのアプリ名だったのですが、このような制限時間を設けて、たくさん描く練習法をそう呼ぶようになりました。
当該のアプリでは、3Dモデリングの人物のポージングがランダムで表示されます。
これを30秒という制限時間の中でデッサンします。
※制限時間は10秒~90秒を選択できます
いかに素早く形の情報を読み取り、伝わるように描いていくか。少ない時間で大量にアウトプットするため、観察力と瞬発力が鍛えられる訓練方法ですね。
今回はこのPose Maniacsのアプリを使った訓練法で話を進めていきます。
こんな効果があります
この訓練だけで絵がうまくなるわけではありません。みんな言ってた・ω・
人物画は人体の構造に対する理解や質感や明暗の表現などの絵画技法、様々な技術が複合的に重なって必要となります。
描くことに対する慣れ
絵を描くということに対する慣れ、ペン慣らしとしての効果があります。
少ない時間で大量にこなせるので、ボクのようにすぐに描かなくなるような人間でもこれだけでも続けていれば極端に腕を落とすなんてこともないでしょう。
作画のスピードアップ
30秒という少ない時間の中で絵を完成させるには、より多くの情報を瞬時に判断し必要な線を見極める必要があります。
普段から描く癖をつけておけば、自然とそのスピードも上がってくるでしょう。
30秒ドローイングのコツ
最初のうちは30秒で全体を描ききるというのは、とても難しいです。
全て描ききろうとしたら殴り書きのように雑な絵になりましたonz
なのでボクは頭は丸、手足や胴体は1本の線で描くいわゆる棒人間から始めました。
頭の大きさや関節の位置関係、手足、胴体の長さなど全体のバランスを重視して描くといいと思います。
慣れてきたら、筋肉の連結や手指、顔のパーツなど細かな所を肉付けしながら、なるべく少ない線で描いていきましょう。
慣れるとこれくらいのペースでいけるようです…
30秒ドローイング(30second drawing) -01
どうしてもスピードに慣れないうちは、60秒くらいに設定すると少し落ち着いて描けます。
30秒ドローイング01(60秒) 30second drawing (60second)
右脳で描く
なぜこんなスピードで描く必要があるかというと、モノを空間で捉える練習になるからです。
脳は右脳と左脳で違う動きをします。
左脳は言語や計算など論理にもとづく働きをし、右脳は美術、音楽など感覚を司る働きをします。
絵を描く時は両方の力が必要なんですが、顔を描いて…目を描いて…髪を描いて…と左脳が言葉で理解してしまう分、右脳の働きを阻害してしまいます。
早く描くことで、左脳での理解をすっ飛ばして右脳を活発に動かし、空間で考えることでより全体を正確に描くことができるようになります。
描いた絵は捨てないで
最初は殴り書きのような絵でも捨てずに持っていましょう。
絵は積み重ねでしか上達しません。最初の絵と1ヶ月後の絵では、真面目にやっている限り大きな違いがでてきます。
もし、あまり上達していないのであれば、書き方のクセや注意点など描き重ねた絵から読み解くことができるようになります。
これをモチベーションとしてさらに上を目指していきたいですね。
まとめ
絵を描く習慣をつけられないボクは1日5分だけと決めています。それだけでも10体の人物画を描くことができるので、積み重ねることで確実に力になっています。
継続は力なりとは誰でも思うことですが、正直な話、継続しか力にならないと皆わかっているはずです。
Pose Maniacsのアプリはスマホにも対応しているので、紙とペンさえあればいつでもどこでも練習できます。
1ヶ月後、半年後の自分の成長を楽しみに続けていきたいです。