【やめたコト】図書館の本を読み切るまで返さない
わが家には常に図書館で借りた本がある。
ネットで予約して借りてるわけだが、図書館のネット予約は順番待ちになることが多々あり、かなり長い間待たされることもある。
そのため手に入ったときには当時の情熱が冷めていることが多い。
とはいえ、せっかく並んで借りたものである。貧乏根性でむりやり読み始める。
まあ読めない。読み進まない。
文字が目の表面を撫でてゆくだけ。ただのノルマ消費のための読書。苦痛である。
挙句の果ては読めてないことを理由に延長、さらに延滞。クズである。
読めないなら返せばよいのに貧乏の染み付いた性根が邪魔をする。
借りれば借りるほどストレスが溜まるという悪循環。
これではいけないと借りた本に対する認識を改めてみた。
借りた本はあくまで試し読み
ビジネス書や自己啓発本などは一回読んだ理解度は3%程度といわれている。本は何回も読み返すことで理解度を深めていくものなのだ。
つまり借りた本は本屋の立ち読みと同じ。試し読みである。
軽く読んで「これは!」と思う本を買うなりすればよい。
気になるところだけ読み飛ばす
勉強系の本の場合、万人向けに書いてあるので自分の役に立つのは全体の2割ほどといわれる。(パレートの法則)
がんばって全文読み切っても役に立つのは20%しかない。
ならば全部読む必要はない。自分にとって必要なところだけ手に入れればよい。
『大人のための読書の全技術:齋藤 孝』による読書順位が役に立った。
ざっくりいうと
「表紙/帯」
↓
「目次」※気になる章をチェック
↓
「はじめに/おわりに」
↓
「3章、4章」※肝になりやすいところ&目次でチェックしたところ
全体像を把握し、その本の重要なところ(美味しいところ)だけを先にいただく。そんな流れ。
『Youtube大学』の解説がめちゃくちゃわかりやすいので参考に。
【読書術①】たくさんの本を速く読めるテクニック(Reading Strategies)
この方法にするとほんと3~4日で一旦は読み終われる。
読書はすべての文字を追うことが目的ではない。
作者の伝えたい情報を吸収することが大事。
だから読む順番は関係ないのである。
先にYoutubeの書籍紹介サイトで全体像をチェック
このように「読書は要所をかいつまむ」と考えると扱い方が変わってくる。
まずは本を借りる前に目次をチェックするのだ。
Amazonなど販売サイトでは書籍の目次が掲載している場合がある。
ここで先に全体像を把握し、読む判断基準にしてもいいだろう。
さらにもう一歩踏み込んで、Youtubeの書籍紹介サイトで肝となる要約をチェックしてもいい。
もはやこれは読んだと同じことといえるかもしれない。
とはいえ、紹介動画は演者の個人的見解からの要約になるので、割愛されている部分も多い。
より深く知りたければ本を手に入れればよい。
こうやって事前に情報を集めることで、むやみに借りる本を増やすことがなくなった。
結局アウトプットしないと身につかない
たくさんの本を読んで情報を吸収したからといって、そのままではあっという間に脳内から消える。
アウトプットしてはじめて吸収したといえる。
いわゆる書評である。
ただ長々と読んだ本を文章にまとめるのは正直つらい。
そこでわたしはグラフィックレコーディング(グラレコ)というかたちで残すようにしている。
グラフィックレコーディングとは… ミーティングや講演の内容を、文字とイラストを使って記録する方法のこと。 参加者がリアルタイムで記録を共有できるよう、大きなホワイトボードや模造紙に描かれるスタイルが一般的。
書籍も含め、見聞きした内容をテキストとイラストで表現するのがグラレコ。
だいたい紙一枚くらいに収めるのが標準なので要約力が必要になる。なにより内容を理解していないとできない。
書いてて楽しいし、絵が好きな人のアウトプットの方法としては最適である。
エッセンスをビジュアル化することでより理解が深まり、見返してもわかりやすい。
ちなみに以下はYoutubeチャンネル『サラタメさん』の『人を操る禁断の文章術:メンタリストDaiGo』の要約動画をグラレコでさらに要約したもの。
ほぼキーワード的にしか残っていないが、見た瞬間にインプットした内容が蘇ってくる。
ほぼ1週間で返却
ここまでの方法を実践することで、今では図書館の本を「はやく読んで返さなきゃ(汗)」「ぜんぜん頭に入ってこない(泣)」なんてことはなくなり、1週間以内で返却できている。
読書が苦手な方はぜひ参考にしていただきたい。